「お金2.0」を読んで、これからの子育てと教育について考えてみた |
この本知ってますか?
東京の電車の中吊りになってたりするみたいですね。
今日はこの本を読んで、
これからの子育てと教育について考えたので、
ブログに書いておこうと思います。
去年から「働き方改革」が始まったり、
AIだの、ビットコインだの、ブロックチェーンだの、
と色々と難しい単語が出てきたりしていますね。
そのため、社会が変わりつつある?
と感じることが多くなりました。
自分自身も乗り遅れないようにするのはもちろん、
子ども達がこの先生きる未来のために、
何を今からしたらいいのか、気になりますね。
私は子育てしていて、
「子どもが生きる未来」について考えることが多いです。
そんな中でこの本を読みました。
「お金2.0」とは、
資本主義経済が終わって次のフェーズが始まるよ
ってことです。
資本主義の次っていうのは、
この本では「価値主義」って言っていますが、
人によっては「信用経済」や「感謝経済」って
言ったりします。
要は今まで「お金」が1番の尺度だったのが、
「価値」とか「信用」とかに変わることを言っています。
でも「価値」や「信用」だけでは、
人は食べていけないし、
寝る場所も確保できないのでは?となります。
なので「お金」も残ります。
「お金」「価値」「信用」が並列になる社会です。
何でこんなことになっているかと言うと、
先進国の人は昔ほど「モノそのもの」が欲しいと
思わなくなってきているのです。
「若者が車を買わなくなった」
「CDが売れない」とか言うのはその典型です。
モノそのものより、
「体験」とか「共感」とかそういう
「心をくすぐるコト」にお金を払うのが、
特に今の若者の経済行動です。
なので、これからは「心くすぐるコト」に
人は集まっていきます。
その集まった場所で経済圏を作るのが、
「お金2.0」の世界なんです。
その経済圏では、そこでしか通用しない通貨を
プログラミングの技術を使って作ることができます。
そしてその経済圏にいる人たちだけで、
コトさらにはモノの交換もできるのです。
さらにその経済圏は、1つだけではないのです。
今だとVALU 、タイムバンク、Showroom、Letter pot
がそれです。
で、これからの社会はその経済圏を
個人の趣味嗜好で選べるという時代になっていきます。
これの何がいいかっていうと、
既存のシステムではパッとしない人でも、
別の場所で活き活きと活躍できる場ができる、
ということなんです。
今まで日本は東証1部の企業に入ることや官僚になること、そのための大学、そのための高校、中学、小学受験、
と就職先に失敗しないためにどうするか、
で教育が回っています。
でもこれからはその価値観も残るかもしれませんが、
時間を企業に提供して 趣味や特技など情熱を
お金を得るやり方 + 世の中に提供して
トークンを得る
このようなパラレルキャリアっていわれる社会に
変化していくはずです。
個人の情熱を傾けられるコトが価値になる
そんな社会を見越して、
私たち子育て世代や教育に携わる人に何ができるか?
これは言わずもがな、
子どものやりたいコトをどんどんやらせて(意欲)、
試行錯誤させて(思考)、
できたかできないかは別として、
そこまでに得た経験(知識)を全力で肯定すること!
につきると思います。
これって、幼稚園教育要領(保育所、こども園含む)の
目指すところなんですよね。
だから、幼児期は漢字を早く覚えさせたり、
計算をさせるなどの早期教育に時間を割くのではなくて、
とにかく遊べる時間を確保してあげるべきです。
家庭にその時間がないなら、
幼稚園や保育所で雨でも雪でも関係なく、
子どもの興味に従った活動をさせてあげるべきです。
そうやって、情熱を持った経験を積んだ結果、
(唐突ですが)さかなくんのような人になるのです。
※本文中にさかなくんが出てきます。
何故出てきたから詳しく知りたい人は読んでみて下さい。
さかなくんのような「お魚博士」で信頼されている人が
漁業を盛り上げるためのプラットフォームを作ろうとすると、さかなくんファンからお金も人も集まってきます。
(さかなくんを例に出しましたが、キングコング西野さんが
まさにこのやり方でLetter potをリリースしましたね)
そのプラットフォームで経済圏を作るならば、
ここでプログラミングの知識が必要になります。
さらに世の中からより信頼されるためには、
ルールや規範づくりも必要です。
その時に一般教養、リベラルアーツがあると
より高尚なルールや規範のある場になっていきます。
何でプログラミング教育が必修になるか、
何でリベラルアーツが大切か、
こういう世の中の流れを大局的に見ていくと、
その必要性を自分ごととして納得できます。
↑の理解が正しいか否かは別として、
自分の中に落とし込めるかが大事だと思っています。
それが、
向かってる未来に対する自分のポリシーや指針になります。
ポリシーや指針を持っていれば、
目の前の情報に右往左往しなくなるし、
未来予測が多少ズレても何を修正しないといけないか
わかります。
以下、ポリシー・指針作りに役立った本です。
世界や日本の向かうところを見定めて、
子ども達が生き生きと暮らせる未来を作っていきたいですね。
レターポットはこちらまで↓