Förskolansdag スウェーデンの就学前学校の行事 |
スウェーデンは5月にFörskolans dag という、Förskola 就学前学校の創設を祝う日があります。ネットの情報によると、毎年第3木曜日がその日のようです。
娘のFörskolaはちょうどその日、5月18日に開かれましたが、友達の子どもの通うFörskolaは翌週の水曜日だったので、学校や保護者の都合諸々で臨機応変に開催されている行事のようです。
さて、このFörskolansdagですが、娘の学校では、午後3時から保護者が順次やってきて、保護者と子どもたちが協力して、園庭に新しい遊具を作ったり、簡単な工作を親子でやったりしました。あとは各自自由に園庭で遊んで、5時からハンバーガーBBQをしました。
(この日のために作った冠をかぶって、テンションマックスの人)
両親+祖父母で来る家庭、両親、父、母どちらか、あとはお迎えにきてそのまま帰っていく家庭と様々でした。
我が家は夫婦揃って参加しました。しかも一番のり。
3時集合と思っていましたが、各家庭の仕事諸々の都合で「順次」でよかったようです。
到着して校内に入ると、5~6歳の子たちが
「ようこそいらっしゃいました」
のような出迎えの言葉をかけてくれました。
他にも色々と説明してくれていましまが、理解できず…(涙)
子どもたちは全員、園庭に出て反射ベストを着ていました。何でかな?と思っていたら、保護者が来た子からそれを脱いで、先生たちの確認のためだったようです。
そこまで理解していない私たちのところに、上のクラスの女の子がやってきて、
「〇〇(娘の名前)のパパとママが来たから、これ脱がないと!〇〇はスウェーデン語がまた少ししか話せないから」
とお世話をしてくれました。
普段、上のクラスの子と接することがないので、こうやって上の子にも名前を覚えてもらっている姿を見ると、私たちの知らない娘の世界があるんだなぁとしみじみします。
そして毎度ながら、その日の行事内容について先生から特段説明を受けるわけでもなく、何となく子どもたちと遊び、チラホラと現れる保護者が工具を持ち出して遊具を作ったり、とかなりゆるいです。
工具もノコギリや釘打ちなど、日本だと「けがをさせてはいけない」となることも、こちらでは当たりのように子どもたちにやらせていました。
また、日本だとこういう交流会に向けて、子ども達が歌や劇などを練習して発表することもあるのかもしれませんが、そういうのは一切なしでした。
あと一番驚いた日本との相違点は、
親同士がほとんどコミュニケーションをとらないこと!
最初は我が家は新参者だし、謎のアジア人なので避けられているのかな?なんて思っていましたが、スウェーデン人同士であってもほとんど話している様子が見られません。
それも5~6歳クラスの親でも。
だいたい1歳からFörskolaに通いだしますし、この学校は一学年一クラスなので、親のつき合いも相当長いはずなのに…です。
日本だともっと親同士が近いと思うのですが、幼稚園と保育所だとまた違うのかな。
その辺りは少しがっかりしました。
後日、友達にそのことを話すと、その友達の子どもの通うFörskolaも似たり寄ったりだそうです。
その友達ももっと親同士仲良くしたいと考えているようですが、平日はみんな仕事を終えてお迎えに行き、夕飯の支度などで忙しく、それどころじゃないんだと思うと話していました。
そして、こういう保護者の参加する行事は、普段我が子とゆっくり接さない分、自分の子どもと遊びたいんだそうです。
親同士の交流の場だと思って参加しましたが、少し拍子抜けしました。
別のFörskolaではまた違うのかもしれませんので、もし違うよ~という方がいらっしゃったらコメント頂けると幸いです。
※ Instagramで #förskolansdag で検索すると様子が伺えますよ。
興味のある方は覗いてみてはいかがでしょうか⁈
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